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ちょっと こぼれ話(2)

2016.06.20 Monday

『ヌメ革』とは?

よく耳にする『ヌメ』。

かなり、その定義が広く使われており、

どれが正解?ということもあるのですが、

弊社の解釈を含めたヌメ革の説明を以下に記載致します。

『ヌメ革』とは?

 

タンニン鞣しをされた革の総称の事です。

主体は成牛皮から鞣された革のことを言いますが、
その他にも、仔牛ヌメ革、豚ヌメ革、馬ヌメ革等が存在します。
ヌメ革の特徴としては、適度な弾力性、可塑性を持ち、

強く曲げたり圧力をかけることにより好みの形に成形することが出来ます。
 

ヌメ革のままでもクラフト用として、製品作りに使用することは可能で

靴の中底用としても使用されます。


この「ヌメ革」がもととなり、染色や各仕上げ工程を経ることにより、

「サドルレザー」や「オイルプルアップ」「クラシコ」「オイルバケッタ」などに
変化していきます。


「ヌメ革」=「染まっている革」という印象を持たれがちですが、

ヌメ革は鞣されたままの状態を指し、生成色をしており、
染まった革は「染色革」と区別することもあります。